それは阪急伊丹駅から徒歩10分くらいの所に
ある時計店。その店構えが何ともレトロで、前を
通るたび気になっていました。
シャッターが開いてるんやし、やってるだろうと
入店。「すいませ〜ん」と言ってみても応答なし。
仕方がないので、無断で店内撮影。パシャ。
その後、20回ほど「すいませ〜ん」を
繰り返したら店主が出てこられました。
写真を撮りたい旨を伝えると快くオッケー。
ついでに腕時計の電池を交換してもらってる間に
パシャパシャ撮ります。
店主「たまにあんたみたいな人が
古いのがいいいうて、写真撮っていくわぁ。
わしは、昔から住んでるからその感覚が
わからん。夏は暑いし、冬はさぶいで」
と言いながら、色々とお宝を出してきてくれました。
年代ものの扇風機。現役。
「欲しい言うても売らん」
店主「うちはなぁ〜、先代から70年やってるから、色々あるで」と言って出るわ出るわ。
へぇ〜。うわぁ〜。の連発。
なんだかわからないけど、年代物の部品達。
「無造作に置いてますね」と言うと、
「この部品使ってる時計持ってる人、
もうおらんしな。」なるほど。
最後に本題の椅子敷との写真をパシャリ。
「あんた、それどっかの居酒屋から
もらってきた椅子やで」
なるほど、小さい。椅子敷がはみ出てます。
それはそれで、味ということで。
70年の重みを感じました。
ありがとうございました。
いつまでも、お元気で!また電池換えに来ます!
(2011.9.17)
作業場。
時計の心棒が入った箱。
↑上の箱の拡大図。標本が入ってそうです。